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「心境」

大切な事を洗いざらい。

 

最初に言っておく。
不運を伝えたい訳でもなければ、
同情を求めてる訳でもない。

 

ただ、現実を話す事で、
先に進む決意を宿したいだけ。

 

伝えてしまえば、
今までで最高のステージを
やるしかなくなる。

 

2014年末のワンマン前から体調を崩した。
体はどんどん言う事を聞かなくなった。
最初は風邪だと思っていたら違った。

 

持病もあり、
右の耳はさらに音を聞くのが
ツラくなった。


心がどんどん下っていった。

 

過去ばかり輝いて見え、
今のくすぶりを掻き消す為に
過ぎた自分で慰めた。

 

過去に囚われるだけだった。

 

さらに体調悪化でアバラの
骨折なんかもあり、
変な話、毎日10年続けてきた腹筋も
出来なくなり、
無理な食事制限はやめろと医者に言われ、
手を替え品を替え何十錠ものクスリ漬け。
 
心に張っていた糸が切れる音が聞こえた。

 

もう終わりか。

 

多分、何事もやり過ぎる。
でも精神論だけで無茶をするのは
もう無理か…。

 

20代はガンガンやれてた俺の曲達だけど、
30を過ぎ、整えながら
節制しながら歌ってきた。

 

体力と気力を必要とする
俺が奏でてきたROCKは
もう出来ないかも知れないって
怖くなった。

 

今年に入ってからは、ステージに
二時間立ってられる自信は
まったくなくなってた。

 

プロデュースワークだけに専念すべきか。

 

でも不思議と投げやりにはならなかった。

 

今までの自分ならきっと
自暴自棄となっていた。

 

なぜだろ?

 

その理由は、はっきりしてる。

 

ここまでやってきたっていう
想いが支えてくれた。
 
己の心のど真ん中に
まだ眠っている反骨や
反逆や苛立ちのカケラが
ふつふつと煮えくり返っている。

 

そして車に乗れば10代の頃から聞いていた
広石さんの新しい歌声だけが
ずっと流れてた。

 

恥ずかしい話をしよう。

 

ある晩、自分の過去の映像を一晩中
YouTubeで見たんだ。

そんな事ははじめてだ。

 

そしたら感情が溢れてきたんだよ。

 

今の鏡に映る自分が情けなくて
ぶっとばしたくなったよ。

 

前ばかり見て、摩擦も怖がらず、
自分の足と両手で、
瞬間瞬間を手探りで生きる。

 

痛みばかりでも皆の声のおかげもあって
最高の人生を歩めてきた。

 

それを忘れてた。

 

きっと、進んでゆこう!

 

そんな気持ちをずっと
持ち続ける事は実は大変だ。
 
少なくとも俺のROCKには
とても重要な要素だった。

 

その裏には涙があったり、
苦しみがあったりする。

 

男として強くありたい。

強く生きたい。

守り抜きたい。

 

そう思える自分が大好きだった。

 

そしてそれらすべて崩れる
瞬間も経験した。

 

情けないが、過去の自分に大切なものを
思い出させてもらった。

 

ぶっちゃけね、体調が悪すぎて、
三月入るまで歌う事は完全に無理だった。

 

軽い気持ちでリハビリをと、
歌ってみてもワンコーラスさえ歌えない。
終いには声出す事すら怖くなった。

 

年末のワンマンはその数時間だけ
奇跡的に大丈夫だったんだ。

 

アドレナリンや集中力って凄いと
我ながら感じてた。
それくらい酷かった。

 

五月のLIVEに向けてずっと揺れてた。

 

しかし三月後半に入り、
いきなり体調がよくなり始めた。

 

先週から4ヶ月も休んでいた
トレーニングも再開した!

 

完全にスイッチが入った。

 

間に合う!

 

俺は今、また、最高に燃え始めた。

 

ROCK!ROCK!ROCK!じゃ!
クソッタレ!

 

やったんぜ!って気持ちになれた!

 

これ!この感覚こそが俺達のROCK!

 

皆が愛してくれたROCK!

 

待ってくれてるファンの連中の顔は
忘れた事はなかった。

俺の音楽人生は今どのあたりだろうか?

始まりと終わりではない事だけは
きっと確かだろう!

 

なら途中って事だ。

ならやるしかねぇだろ。

ここで皆にはっきり伝える。

すべての状況は今悪い。

 

俺を取り巻く、
いや、音楽業界全部かも知れないが、
状況は最悪で。

CD、アルバム、音を作る、LIVEをやる、

ベーシックな部分さえ揺らぐ程に
状況は良くない。

 

全国リリースの為に動いてきたが、
あまりの具合の最低さ加減に
俺の判断でストップをかけている。

 

しかし音楽は俺が俺でいられる仕事だ。

 

音楽で生きている。生かされてる。

 

何があっても最後まで頑張りたい。
だから皆の熱、くれよ。

 

マニアックなままで
誰もしらねぇだろうけどっていう
感覚なんて今すぐ捨てて。

 

一歩でも、1センチでも進もう!
皆と進みたい。

 

だからあえて言う。
こんな時代をひっくり返す為に、
CDを手にしてLIVEに足を運んで欲しい。

 

最後に。

 

俺さ、

 

まだどうしても自分の事を、
自分の音楽を、可能性を
信じられるんだよ。

 

そして皆も信じてるんだよ。

 

これこそが今の自分への
答えだと思ってる。

 

ワンマンはとことん爆破したい。

 

終わらない為に歌う。
終わらない為にお前の声をくれよ。

 

おわらんぜ。

 

石垣さんが来てくれる!

念願叶うよ。

 

BLOODはこの音でいくんだ!
そんな土台を作っていただいた
素晴らしいギタリスト!

 

俺の中でまたROCKが鳴り響いてる!

 

終わらせねーぞ!

 

一番大事なのは覚悟。

 

皆が健康でハッピーである事を
心の底から祈ってます。

 

いつも応援ありがとう!

 

感謝してます。

 

愛してるよ。

 

P.S.

愛するUP BEATのセルフカバーALBUMを
毎日聴いている。

 

多分このALBUMを聴かなければ、
俺の音楽人生は変わっていたと思う。

 

広石さんの今の歌声が、
心に物凄いやる気を与えてくれた。

 

話した事があるエピソードだけど、
俺がまだギター抱えて歩く
ROCK少年だった頃、
広石さんに池袋の駅のホームで会った。

 

俺は「握手して下さい!
ファンです!」って言ったら、
俺のギターを見て、
「バンドやってるの?ありがとうね!」って
笑顔で言ってくれたんだ!

 

その感覚が少年のプロになりたいっていう
本気に火をつけた!

 

本人に話したら覚えてなかったけど。(笑)

 

でも俺にとって、ここへ来て、
また広石さんの存在が
俺を押してくれた気がして、
とても感慨深かったんだ。

 

やったるぜ!!!!

 

鈴木慎一郎