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「ID」

皆ありがとう。
BLOOD&CHAIN「ID」
が二、三日だったかな?

とにかくあっという間に
予約終了となったと…。
感謝。

 

今俺は、作品に向かい合った日々を終え、

納品までこの手で行い少しだけ
ホッとしている所です。

ただすぐにワンマンがあるから
気を緩める訳にはいかない。
溢れ出てくる様々な感情に耐えながら、

その感情とやらに振り回されぬ様、

シビアさもしっかり持ちつつ
やり通せたと思う。

 

グッときてしまう時もあったが、

あくまで歌を入れ終えた時、
この先は感情を捨てて、
サウンドプロデュース的感覚だけを

持たなきゃダメだと気持ちを
締め直したのを覚えてる。
理屈抜きで、このアルバムカッコいい!(笑)

 

もっと続けたかった…。
この悔しさをバネにしようと思う。

バネにするのは得意だ。
もう少しで皆のもとへ行くよ。
待っててな。

 
ところでだ!
ワンマン、チケット予約したかい!?

さっさっさっ!はーやーくーしーろー(笑)
急遽決まってしまったからチケットの動き悪いニブイぶいぶい。(笑)

やべやべやべやべやべ…。
冗談抜きで、来れる奴らは来てくれ!

未来に繋がネバネバネバネバネバネバ…。

 

聞いて。
このライブハウスについては、
話したい事がある。
気持ち悪いぐらい何かを感じる。
昔っからのファンならもしかしたら

ライブハウスの恵比寿の住所で気づくかな。

 

この因果。
だだの奇遇なんてレベルじゃない。

 

気持ち悪い程だ。
あのね…俺はあの場所、
あの土地、あの付近には、

一生足を踏み入れるつもりはなかった。

後輩に「いいライブハウスがオープンした」と話をされ、

ワンマンを急遽やれる場所を探していた

俺は、ぜひ紹介してくれ、とお願いした。

 

恵比寿で二人待ち合わせ、
「コッチです。」と二人歩く。

「ん?ん?おい、はめてんのか?」「もうすぐです。」

「おいお前マジかよ。勘弁してくれよ。」
…………。
パブリックイメージ、エステー企画。

 

そう。俺が19の頃から所属し、

メジャーデビューした
事務所のビルだった…。

 

今はすべて撤退し、
ビルは別の持ち主に。

 

そして、数々の日本の音楽史上に
残る名曲が作られた、

地下の広いレコーディングスタジオが
ライブハウスに変わっていた。

 

ライブハウスのオーナーは
それを知らず、ビックリしていたよ。

 

このスタジオで俺はデビューアルバム、
セカンドアルバム、

数々のデモ、シングル…全部作ったんだ。

 

ケンカもしたし、トイレに閉じこもり

「歌いたくない!」などとボイコットもした。

 

当時憧れだったプロデューサーと並んで

サウンドチェックをしたり、
思った音楽がやれなくて、
どんどん理想と離れてゆくのが
悔しくて泣いたりもした。

 

ビルの二階のフロアが
プリプロスタジオ、会議ルーム。
三階がマネージメントオフィス、
その上は社長室。

 

日本の音楽シーンを動かしていたと
言っても過言ではない場所だった。
事務所に入った初日、大好きなZIGGYが
レコーディングしていて、

ど緊張しながら挨拶もさせてもらった。

 

あの時森重さんが「頑張ってね。」と

優しく言ってくれた事が
常に励みになっている。

 

この場所で大先輩リンドバーグも、
ZIGGYも、

田村直美さんもBEREEVEも
森下玲可姉さんも、

ジュリアも皆レコーディングしていたんだ。

 

そして数えきれないヒットソングが
ここから産まれた。

 

俺はし損ねたが。(笑)
当時俺が一番若かった。
真面目な話。

 

いつの間にか俺にとっては

「最も思いたしたくない場所」
にもなっていた。

 

インディーでDEALというバンドを組み

悔しさの果てを味わい、分解し、
「絶対負けない」と誓い、
何十、何百もの曲をがむしゃらに作り、

その後は皆も承知の通りだ。

 

この場所でライブを…?。

 

これは運命なんだと思った。

 

この場所に戻り歌わなければ
いけない何かがあるんだろう。

ボーカルブースは
ドリンクカウンターとなり、

広いブースはステージとなり、

コンソールルームは
フロアとなった。

いつもレコーディングの合間の食事や、

社長達やマネージャー達との
打ち合わせや、

仮眠を取っていた場所は
ライブハウスの入口となった。

 

俺が閉じこもったトイレはそのままかな。
俺はきっと導かれたのだと思うよ。

 

「心折れそうな時、あの時代を思い出せよ。

好き勝手やれてる今は最高じゃないのか?

最高のファンとやっちまえよ。」と。

 

4.13のBLOOD&CHAINワンマン。
恵比寿。

 

待ってるよ。

 

俺が最も嫌いな場所だけど、

最も大切な時期を目一杯過ごした場所さ。
あの日の俺に見せつけてやるんだ。
お前の悔し涙、無駄じゃなかったぜ、と。

 

ミュージシャンとしての俺が
育った紛れもない場所。

 

俺の血と汗がたくさん残っている場所。

 

俺が閉じこもったトイレ、
皆も使うのかな?(笑)

 

俺が悔し涙流したコンソールルームで、

皆弾けて暴れてくれんのかな?

 

俺がプロデューサーの
指示通り上手く歌えなくて、

血を飲み込みながら
マイクの前に立ち続けた

ボーカルブースで、
皆酒でも飲むのかな?

 

俺が疲れ果てて寝てたあそこから
皆が会場に入るんだね。
何十、何百回と通った事務所。

そこでワンマンをやるなんて、
想像すら出来なかった。

 

そりゃ18年もやってりゃ色々ある。

 

無性に皆に会いたくなってきたよ。
会いに来てくれな。
騒ごうぜ。
もちろんあの曲は
やらねえ訳にはいかねぇぞ。(笑)
一丁いきり立っていくか!

 

代役のベーシストはICHIROという
メチャメチャ冴えてる奴です。
9年前にBLOODでプレイした奴さ。
とにかくかっこええぜ。
奴いわく、「俺にやらせろ」と
いつも思っていた…と。

やる気にみなぎっているから。
絶対大丈夫。

 

最強なライブにしよう。

 

それには皆が必要だ。

やろうぜ!
歌える限り全力でやるから。