voice

「成長」

 SACTのラグジュアリーワンマンに来てくれた皆!どうもありがとう!
 
 すべてが極上!感謝!
 
 最高の気分で最後までステージにいれたよ。
 
 本編終わってそのままステージにいてアンコールに突入したのは、
 何だかこのままここにいたいなって思ったから。
 
 区切りたくなくて本当はどこまでも歌っていたかったよ。
 
 メンバーにも本当に感謝してる。
 
 歌いながら不思議な感覚を味あわせてもらえた一夜だった。
 
 いつもよりもちゃんと皆の顔を見ながら、愛も夢も魂も全部込めて歌えた。
 
 そこに君がいてくれる事がこんなにも幸せなんて、
 ずっと続けてきた今があるからこそ感じれるご褒美なんだって思えた。
 
 ただ単に音や言葉が尖ってるから…とかラウドだから…とか、
 テンポが早いから、とか。
 そんな括りは俺の中で必要なくなってきている。
 もちろん耳の問題、持病の問題もある。
 悲しく思う男のファンもいるかも知れない。
 
 でもこれは正常な成長だと信じてる。ロックミュージシャンという括りから
 音楽人にでも羽ばたくとでも思っておくれよ。(笑)
 極上の音楽はいつだって枠なんてなくて
 俺達を感動し続けさせてくれているじゃないか!
 
 今俺は物凄く音楽家として自分が成長している実感があるんだ。
 メロディーや言葉。とめどもなく溢れてくるし、
 そのすべてと向き合う事が幸せだ。
 
 これからの自分の音楽への向かい方のヒントが見えた気がしたよ。
 
 音楽を共有し合えるという事に括りなど必要ない。
 
 7〜8年前。自分に苛立って、ファンにも苛立って、
 全部に苛立って、ステージでも暴れ放題やって。そんな時期もあった。
 世間に中指立てて。皆知っての通り。でも思う。
 
 俺は音楽はエンターテインメントの中でもトップだと思ってる。
 結局はさ、最後はPEACE!喜び。勇気、元気。そこに繋がらなければ
 意味もないんだってようやく最近分かったんだ。
 アーティストとして表現者として、苛立ちすらも
 最終的にはPEACEに持っていかなければいけない。
 
 そんな事も思ったワンマンだった。
 
 カバーとオリジナルをあえて半々にしているのは、
 実は物凄い怖い事。歌う責任と、
 俺のメロディーが間違いないという事も立証しなければならない。
 
 だからこそ緊張感は凄いんだ。
 
 それを愛する皆と共有し楽しめる。
 
 これ以上の事はない。
 
 もっともっとこの素晴らしさを広めてゆきたい!
 
 皆協力してくれ!(笑)今流に言えば拡散だっ!(笑)
 
 このシリーズ、本来アコースティックライブだったんだけど、
 もうそんな枠さえなくなってきたよな?(笑)
 エレキギターガンガンの曲もあるし!(笑)
 
 何かが変わり何かが分かった気がする。
 
 そんな日を皆がプレゼントしてくれた!
 
 ラウドでスピーディーな鈴木慎一郎ではなくとも。
 
 皆いてくれる限り歌いたいと思うんだ!
 
 愛を君に。
 
 鈴木慎一郎
 
 ps
 
 またしてもデビュー当時、パブリック時代のスタッフが亡くなった。
 しかもテレビやネットニュースにまでなって…。
 平原靖之さん。皆バディーさんと呼んでいた。
 
 運転中に意識不明となって事故…という事らしい。
 つい最近も渋谷のルノアールでプロデュースの案件の
 打ち合わせをした時いろいろ話したばかりだった。
 
 デビュー当時直接のスタッフではなかったけれど、
 優しくてとにかくプロレスラーの様にデカくて…
 BLOODの10年位前のツアーにも同行していただいた事があった。
 
 松田樹利亜にとっては彼女の黄金期をガッツリ支え、
 社長の月光さんやその下の松本さんなどと並び、大きな存在として
 輝きまくっていました。怖くて近ずけなかった程だよ。(笑)
 
 その後もいろんな現場でお会いした。
 ハードロック、メタル、ロック界隈では知らない人は
 いなかったであろうと思う。それぐらい存在感があった。
 田村直美さんやリンドバーグや…ジギーや…そして松田樹利亜や…
 大先輩方はきっととてもたくさんの想いがある事と思う。
 
 人間の運命は分からない。
 
 またそんな事を痛感させられた。
 
 本日葬儀にも出させていただいた。リンドのメンバーはもちろん、
 あの大山さんや、ミュージシャンだらけだった。
 
 出来る事をただがむしゃらにやり抜く事が
 きっと人生の最高の幸せだと思うから。
 
 毎日を噛み締めながら音を奏でようって改めて思った。
 
 ご冥福をお祈りします。
 
 鈴木慎一郎